その出会いは、初めから誤りだった。
時は戦乱渦巻く永禄六年。所は信濃の木曽山脈。
目と鼻の先にありながら長年接触を拒み続ける、キとフセガミという二つの里があった。
キの若き首領である鍔倉千雅也(つばくら ちかや)とフセガミの首領の息子、矢車野分(やぐるま のわき)。
対立する二つの里の青年達は、とあるきっかけから言葉を交わす。二つの里の融和という共通の目標を掲げた二人は、時とともに本物の兄弟のように絆を深めていくが……
■一本道戦国バイオレンスノベル
SALAMANDERを先にやらせてもらったので
この作者さんのバイオレンスっぷりは覚悟してたつもり、…が!
穏やかに進んでいく話に胸騒ぎを覚えつつも(笑)一応は和んでいたのに、
それが一気に暗転――
あまりの惨たらしさに心拍数が跳ね上がりましたよ(((;゚Д゚)))ガクガクガクガク
うわあぁぁん容赦ない(涙)
しかも事態は更に更に悪いほうへと転がっていく…。
惹かれあう2人が1つの事件をきっかけに憎みあい、すれ違い、
真実は捻じ曲げられ、深層では信じたい気持ちを残したまま、修復不能なところまで堕ちていきます。
そして多くを失ってから気づいた真実とは……。
アルテール・エゴ=ラテン語で『もう一人の自分』という意味を示す言葉だそうです。
このお話は、【主従関係】・【ヤンデレ】
そんな属性を持つ人に是非オススメしたい。
過激な描写で1番驚いたのはやっぱ最初の妹のところだけど、
その他の流血よりものっぺらぼうにちょっとドキっとした深夜3時w
優男五郎太くんの裏の顔も怖かった。
五郎太が敵とヤってる最中のイラストがあったら泣いてたかも知れん(拷問的な意味で)
沢山の登場人物がいましたが、キの中では五郎太が好きです♪
アホエと千雅也のトリオの絆には本気で泣けた(´;ω;`)
フセガミの中では文殊郎さんが好き。
いやぁ、面白かった。
犯人は途中でわかったけど、まさかこんなに 死んじゃう なんて。
もう本当に、バッキャローお前のせいでぇええ…!
って感じなのですが、彼が夢見たヤンデレルートというか、
彼が幸せになれる(バッドED)ルートも見てみたいなと思いました。
絡み合って縺れまくって絶望しか残されてない感じも嫌いじゃないので
このままバッドエンドで終わるのか!?と読み進めながらドキドキした。
今度は間違えずに、幸せになって欲しいものです。
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